日録 >七月十七日 >七月十六日 >七月十五日 >紙屋川 < 1 … 8 9 冊子 灰 人間の灰は焚き火の灰とは少し違うすごく滑らかで丸い粒と砂が混ざり合った感じ大きめの粒は口に入れて飲み込んだどんなかたちの粒も喉を通るときにはざらりとした感覚が広がり身体の奥深くに沈んでいくようなそんな気がした肉体が焼落ちこのさきにあるものはわたしのそれだけあなたのそれだけ静けさと灰だけ