詩とマガジン
梶谷美好
Kajitani Miyoshi
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霧の夜の遠くの灯火のあの光は
「ただ遠いだけのものか」
秋雨の痕
過去からの問いかけは
いさらなみに輝き流れ
溶けた
無明長夜の夢
いきることの点滅
灯り
消え
繰り返し
既知と未知のあいまいを
共にゆく燈