霧の夜の遠くの灯火のあの光は

「ただ遠いだけのものか」

秋雨の痕

過去からの問いかけは

いさらなみに輝き流れ溶けた

無明長夜の夢

いきることの点滅

灯り

消え

繰り返し

既知と未知のあいまいを

共にゆく燈