晴れ/17.5km
道の駅ふれあいパークみの(東屋)
↓11km
70番本山寺
↓3.7km
69番観音寺
↓0.3km
68番神恵寺
↓3.5km
観音寺ファミリーキャンプ場
“悪人と行き連れなむも弥谷寺(いやだにじ) ただかりそめもよき友ぞよき”

夜中のうちに弥谷山を降り観音寺をめざす
背後から登る太陽の陽射しから逃げるように
足早に歩く道中
こころにささやく声は陰鬱で
空の快晴に反して晴れ晴れさがない
そのこころは
いきていることが無駄であると語る

ついに靴のソールが剥がれたので
新しいものが届くまで有明浜で過ごす
海にでた
銀の粉を吹いて光ってる
遠浅の海をその輝きを追ってあるく
砂のなだらかな凹凸は
無骨なアスファルトのそれより
遥かに涼しく優しい

夕暮れ
引き潮を追って
小魚たちが光と同じ方向へと帰っていく
白い日光の耀きを放ち
浮かび上がる砂の地平の合間を抜け
水平線の向こう側へと戻っていく
それでも
いきていれば
そこそこうれしいこと
たのしいことがある
その多くはいわば無駄であり贅沢である
無駄で贅沢であるから
なぜか後ろめたさを感じてしまう
それを隠そうと綺麗なことばばかりを
語ろうとしてしまう
