ぼくは偉そうに言う。

「〇〇さん、それもリハビリですから」
「やめましょう、危ないですから」

やさしい声で。

ぼくは偉そうに、
それを言う。

ぼくは、
偉そうにうなずく。

「大丈夫です」

ちがう。

なにが?

たぶん、
生きてる確認。

食べたい、とか。
歩きたい、とかいう

その、
小さな確認。

まるで、
転ばなければ、
人間が救われるみたいに。

こぼさないように。
転ばないように。
死なないように。

そして、

生きすぎないように。


ぼくは偉そうに、
それを言う。